
記憶の秘策「場所法」とは?
場所法とは、特定の場所や空間にひも付けて、効果的に記憶する方法のことです。
この方法では、日常的生活の場所や空間を利用することで、記憶を整理し、関連付けをしていきます。
場所や空間として使用されるのは、家、職場、学校、街などがあげられます。
場所法の順序としては、以下のとおりです。
- 場所の選定: 家、職場、学校、街
- 覚えたい物事とのひも付け: 覚えたい物事と特定の場所とをひも付けます。
- 繰り返し、想起: 何度も繰り返し、想起します。これにより記憶の定着を図ります。
具体例
民事訴訟法最頻出分野を具体例で示しますと以下のとおりです。
- 場所の選定: 家(キッチン、洗面所、トイレ)
- 覚えたい物事とのひも付け:
- 「キッチン→弁論主義:訴訟資料の提出を当事者の権能とする建前」
- 「洗面所→処分権主義:当事者に自己決定権を認める原則のこと」
- 「トイレ→既判力:当事者の手続保障の充足を根拠とし、紛争の蒸し返し防止のために必要とされるもの」などです。
- 繰り返し、想起: 何度も繰り返し、想起します。これにより記憶の定着を図ります。
最後に
場所法は、古くから知る人ぞ知る記憶術です。
一度実践してみると病みつきになるかもしれません。
効果のほどを確かめてみてください。