論証カード
不真正不作為犯について
- 作為による実行行為を予定している犯罪を不作為に適用すること
(例えば、生後間もない赤ちゃんを殺意をもって、放置するなど) - 明文規定がないため、限定しなければ、明確性の原則に反する
不真正不作為犯の要件(実行行為性について)
- 作為義務(作為義務の有無は、法令・契約・事務管理・先行行為・危険の引受け・排他的支配・継続的保護関係等の事情を総合判断)
- 作為の可能性・容易性(結果の回避が可能でなければ、成立しない)
- 作為との構成要件的同価値性(法的に構成要件に該当する作為と同価値)
不真正不作為犯の要件(因果関係について)
- 「期待された行為がなされたならば、結果は生じなかった」という関係
(ゴロ:さく・叶、同価値。既婚、結婚)