社会人独学合格ロードマップ

こんにちは、ニキです。

本記事では、司法試験・司法試験予備試験に社会人が独学で合格するための方法について解説していきたいと思います。

早速はじめましょう!

司法試験とは?

まずは、司法試験についてです。

法務省によると司法試験とは、次のとおり示されています。

裁判官,検察官又は弁護士となろうとする者に必要な学識及びその応用能力を有するかどうかを判定する試験であり,法科大学院課程における教育及び司法修習生の修習との有機的連携の下に行われる。
試験は,短答式(択一式を含む。)と論文式による筆記の方法により行われる。短答式試験と論文式試験は同時期に行われ,受験者全員が両方の試験を受けることになる。
【受験資格】
法科大学院課程の修了者
司法試験予備試験の合格者
【受験期間等】
法科大学院課程の修了の日又は司法試験予備試験の合格発表の日後の最初の4月1日から5年の期間内は毎回受験することができる。

重要なのは、試験には「短答式試験」と「論文式試験」があるということです。

そして、司法試験を受験するには、「法科大学院課程の修了者」か「司法試験予備試験の合格者」である必要があるということです。

本記事では、「社会人、独学」という特性から後者である「司法試験予備試験の合格者」を想定し、司法試験の合格を目指していきたいと思います。

司法試験予備試験とは?

司法試験予備試験は、法科大学院を修了しなくても司法試験が受験できる、いわば「司法試験への抜け道」になります。

そのため、人気もあり、倍率も高くなっているのです。

司法試験予備試験は、以下の試験で構成されています。

  • 短答式試験
  • 論文式試験
  • 口述試験

大まかな合格率でいえば、短答式試験が20%、論文式試験が20%、口述試験が95%になりますので、対策としては、「短答式試験」と「論文式試験」を中心に行うこととなります。

そして、例年、司法試験予備試験合格者の約90%は司法試験に合格している現実があります。

なので、司法試験予備試験の「短答式試験」と「論文式試験」を攻略することで、法曹資格取得はぐっと近くなるのです。

司法試験予備試験の戦略の立て方

司法試験予備試験には「短答式試験」「論文式試験」の攻略が必要ということですが、合格するためには、試験に対する戦略の立て方が重要になってきます。

本記事では独学社会人受験生を対象にしていますので、独学社会人受験生のための戦略の立て方について解説をしていきます。

(独学社会人でない人も参考になる点は多くあるはずです。)

独学社会人受験生は時間がない人が多く、なるべく無駄のない効率的な試験対策が必要になってきます。

ですので、ゴールを意識した試験対策がより重要となります。

以下に自分の経験を元にした戦略例をあげますので、参考にしてください。

目標(ゴール)司法試験予備試験「短答式試験」「論文式試験」の攻略
最初の自身の実力理系出身であるため、法律用語がわからない
短答式試験の知識不足
論文式試験も全く書けない
受験に向けた戦略①論文式試験の過去問・問題演習からスタート
②論文式試験の過去問・問題演習で重要知識を習得
③論文式試験の過去問・問題演習で出会った条文・定義は択一六法で覚える
④覚え方を工夫する(場所記憶法、語呂合わせ、単語帳)
⑤「①〜④」のサイクルを短答式試験にも適用する

社会人が独学合格するためには?

社会人受験生には、時間がありませんので、効率良く合格確率を上げることが求められます。

代表的な勉強法として、

  • 完全独学
  • オンライン予備校の活用
  • リアル予備校の活用

の3種類があげられます。

結論から言えば、独学社会人は、「オンライン予備校の活用」が良いかと思います。

以下、それぞれの勉強法に分けて、その特徴について解説をしていきます。

完全独学

文字通り「完全独学」での試験対策になります。

「完全独学」のメリットは、

  • 圧倒的にコストが安い

「完全独学」のデメリットは、

  • 孤独
  • モチベーションの維持が難しい
  • 情報面で不安

デメリットを克服できそうであれば、「完全独学」が圧倒的にコストが安いので、いいかと思います。

ただし、「完全独学」の場合、モチベーションを維持する必要がありますし、自身で玉石混交のネット情報から正しいものを選別しなければならないため、不安もつきまといます。

オンライン予備校の活用

やはりおすすめは「オンライン予備校の活用」になります。

「オンライン予備校の活用」するであろう理由としては、

  • 「リアル予備校」に通う時間がない
  • 「リアル予備校」に比べ、コスパがいい
  • 情報面で遅れをとらない安心感が買える

などがあげられます。

受講環境や講師の質などを考えれば、アガルートは安心だなという印象がありますので、おすすめです。

実際、自分も活用していました。

リアル予備校の活用

もし、時間やお金に余裕があれば「リアル予備校」もありかと思います。

やはり、実際に学習する環境を整え、直接教えてもらい、同じような境遇の人と知り合えるのは「リアル予備校」のメリットです。

「リアル予備校」のメリット

  • 直接、人から教えてもらえる
  • 知り合い(仲間)ができる
  • 生きた情報が手に入る

一方で、「リアル予備校」には、次のようなデメリットもあります。

「リアル予備校」のデメリット

  • 多浪生のコミュニティがあり、入りづらい
  • 時間とお金がかかる

特に、自分は馴れ合いのコミュニティが苦手なため、リアル予備校の選択肢はなくなりました。

ただし、受験仲間ができたり、メリットもあるため、時間とお金に余裕があれば「リアル予備校」に通うのも一つとは思います。

司法試験予備試験に関するQ&A

いざ受験を考え始めた時には、不安があると思いますので、司法試験予備試験特有の質問にお答えしていこうと思います。

司法試験予備試験は天才でないと合格しない?

A.天才でなくても可能

司法試験や司法試験予備試験は、難易度から「天才でないと受からないのでは?!」「神が受ける試験」と思われていることがありますが、これは誤解です。

正しい学習法で、正しく学習量を積めば、「誰でも」合格することが可能です。

実際に、高卒や中には中卒などの学歴の人でも合格し、法曹資格を手にしている人もたくさんいらっしゃいます。

司法試験予備試験は思考の試験?

A.実際は「暗記」の試験

ここも誤解が世に蔓延っていますが、司法試験や司法試験予備試験は、「思考」というより「暗記」が重要となります。

「暗記」系の試験だということを肝に銘じて、試験に向き合うのが合格への近道です。

学習時間の目安は?

A.一般的には3000〜4000h

司法試験や司法試験予備試験は、記憶する範囲が膨大であるため、どうしても勉強「量」が必要になってきます。

一般的には3000〜4000hが必要と言われていますが、もっと短時間で該当範囲を記憶することができれば、この時間数に満たなくても合格する人は存在します。

逆に、記憶に時間がかかる人は、これよりも多くの時間を必要とします。

【有料級】独学社会人の無駄のない勉強法

前述の話を前提に、私流「独学社会人の無駄のない勉強法」をお伝えしていきます。

①論文式試験の過去問・問題演習からスタート

多くの予備校や参考書、学習法で言われていることですが、やはり「過去問が最重要」です。

初学者が安心して学習に取り組もうと思ったら、なんだかんだで、アガルートが安心感があります。

自分の場合は、通常講義を取らず、アガルートの「重要問題習得講座(通称「重問」)」を選択しました。

コストも約10万円なため、大変コスパの良い講座といえます。

同時に過去問対策もしたかったため、「予備試験 論文過去問解析講座」も受講しました。

こちらも約15万円で予備試験の過去問を全年度、質の高い答案を入手できるため、コスパが良かったと思います。

②論文式試験の過去問・問題演習で重要知識を習得

アガルートの「重要問題習得講座」「予備試験 論文過去問解析講座」を活用し、重要知識の習得をしていきます。

法律用語は難解なものも多く、初めは外国語の勉強をしているぐらい、読んでもわからないことばかりです。

一つずつ覚えていく作業が必要になります。

「重要問題習得講座」「予備試験 論文過去問解析講座」の教材を使うことで、目的(論文式試験を解けるようになる)を見失わずに、重要知識を習得することができます。

答案例の中に「177条の第三者とは、・・・」といった記述があれば、民法177条を確認し、第三者の意味については、答案例をそのまま記憶していくのが良いと思います。

③論文式試験の過去問・問題演習で出会った条文・定義は択一六法で覚える

司法試験や司法試験予備試験では、「条文の理解」が非常に重要です。

条文を理解し、覚え、使いこなせるようになる必要がありますが、六法をパラパラ読んでもできるようにはなりません。

そこで、自分が使っていたのは「択一六法」です。

過去問・問題演習をする中で、出てきた条文は、択一六法で確認することを繰り返し、記憶の定着を図ります。

択一六法の良いところは、条文の趣旨や要件・効果、関連する判例が書いてあるところです。

条文の理解が深まり、記憶の定着にも便利です。

④覚え方を工夫する(場所記憶法、語呂合わせ、単語帳)

次に、これらの「覚え方」です。

ここでは、主に「場所記憶法、語呂合わせ、単語帳」について説明していきます。

場所記憶法

場所記憶法とは、特定の場所や空間に関連付けて記憶していく方法です。

日常的に活用している家や職場などを利用し、関連付けを行い、記憶の定着を図ります。

具体的には、以下のようになります。

  • 場所の選定:家
  • 詳細な場所の選定:リビング、寝室、トイレ
  • 覚えたいこと:弁論主義、処分権主義、既判力の定義
  • 繰り返し:リビング→弁論主義→定義、寝室→処分権主義→定義、トイレ→既判力→定義

馴染みのある場所に関連付けて覚えることで、想起しやすくなり、記憶の定着に効果的なのが「場所記憶法」です。

語呂合わせ

そして、最強なのは「語呂合わせ」。

定義を覚えるために、キーワードを抽出します。

そのキーワードを「語呂合わせ」で覚えていきます。

日常のふとしたときに「語呂合わせ」を思い出すことをすれば、知らず知らずに記憶の定着を図れます。

「語呂合わせ」は単純記憶に比べ、忘れにくいので、めっちゃ便利です!

単語帳

最後に、色々言っても、単語帳!

単語帳で、

  • 法律用語→定義のキーワード
  • 条文→要件・効果
  • 簡単な問題→答案構成

などまとめてみるのもおすすめです。

単語帳があれば、直前期に振り返ることができるので、精神的にもラクになれます。

⑤「①〜④」のサイクルを短答式試験にも適用する

論文式試験対策が終われば、短答式試験対策に移ります。

やることは、論文式試験の対策と全く同じです。

とにかく、「問題演習→記憶」の繰り返しです。

最後に|司法試験は暗記で合格できる!

社会人受験生は、学習時間では不利な部分もありますが、社会経験やメリハリのある生活など有利にはたらく要素もたくさんあります。

社会人受験生はむしろ有利!経験の少ない学生より、経験のある社会人の方が、イメージしやすい事案も多くあり、むしろ有利にはたらくことも多々あります。

「できない」と思っていては、その時点で負け試合です。

「できる」と思ってやる人が「勝てる」のです。

そして、司法試験は「天才」が合格するのではありません。

正しく勉強し、正しく「暗記」した人が合格していくのです。

上記の学習法を参考に、この記事を読まれた方が合格していくのを願ってやみません。